中国の AI スタートアップ DeepSeek(ディープシーク)は、過去 1 週間で LinkedIn に一連の中国語求人を投稿することで、グローバルな人材獲得を加速させている。これは、AI 専門家を巡る激しい国際競争の中で、海外在住の中国人技術者をターゲットにした戦略的取り組みを示している。杭州本拠の同社は、大規模言語モデル(LLM)のインターンシップ、深層学習研究者、コアシステムエンジニアなど 10 のポジションを募集しており、勤務地は杭州または北京となっている。
求人内容では、「トップティアの GPU クラスター」や「高速実験反復」といった競合優位性を強調しており、採用された人材は、実用的成果と学術的厳密性のバランスを追求する人工知能(AGI)専門の複合チームと協働することが明記されている。LinkedIn は中国本土でサービスを縮小しているものの、DeepSeek が同プラットフォームを活用していることから、海外中国人人材への戦略的焦点が伺える。
同社は、公式サイトと国内の求人プラットフォーム「ボス直聘」を通じても積極的な採用活動を展開している。サイト上には AGI 研究の緊急ポジションを含む 18 の役職が掲載されており、C-suite(最高経営陣)や人事部のポジションも募集されている。ボス直聘では 40 を超える求人が月給 9 万元(約 160 万円)の上限と年 2 ヶ月分のボーナスを提示しており、Meta、OpenAI、バイトダンスなどグローバルテック企業との AI 人材争奪戦で圧倒的な戦略を展開していることがわかる。